不倫の代償！
芸能人の不倫ニュースが後を絶たないが不倫の代償はとても大きい。その代償を考えれば不倫は思い止まれるはずなのだが、性の欲望に負け理性を失って不倫をしてしまう。貞操観念がまったくないのだ。貞操観念をしっかりと持って欲しいものである。
刀葉林地獄
不倫をしたものは刀葉林地獄に落ちる。刀葉林地獄とは「往生要集」に描かれた地獄図です。愛欲に溺れた男女が落ちるところだ。男が、ある一本の木の下に立つと、木の上から愛した女の声がする。
「何をしているの、私はここよ」
男は女に会いたくて、木を登る。しかしその木の葉は刀でできている。しかも刀で出来ている木の葉は全て下を向いている。全身ズタズタになって、血だらけで、木の上にたどり着くと、そこには女がいなかった。今度は下から
「何をしているの、私はここよ。」
と女の声がする。男は女に会いたくて木を下る。すると今度、刀で出来た葉は全て上を向いているので、また全身ズタズタになって、血だらけで下りていく。下に行くともうそこに女は消えていなくなり。今度はまた木の上で
「何をしているの、私はここよ」
と女が声をかける。そしてまた男は女に会いたくて、血だらけになって木を上っていく。これを永遠に繰り返すのです。
刀葉林地獄に落ちた私の妻
私の妻も不倫をして相手の男と共に刀葉林地獄に落ちた。妻は何と既婚者の私の知り合いと不倫をしていた。W不倫だった。灯台下暗しでよくあるパターンなのかも知れない。
30歳の頃、私は託児所を経営していた。ある日、知り合いを通じてある男が私にある事業の共同経営を持ち掛けてきた。私は余り気が進まないので断った。それからしばらくして妻が突然いなくなったので、その男が共同経営の話を断ったので腹いせに妻を誘拐したと思い、警察に通報した。
警察に捜索してもらうと男があるホテルにいることが分かった。妻がホテルに監禁されているということで、拳銃をもった刑事と警察官でそのホテルの部屋に踏みこんだ。部屋の中から「キャー」という妻の声が聞こえた。私もすぐに部屋の中に飛び込んだ。
すると妻が下着姿でベッドの上に座っていた。何と、信じられないがまさに二人は情事の真最中だった。二人を見た刑事は
「旦那さん、これはもう警察の出る幕ではないね」
と私の肩を叩いてニッヤっと笑っていった。私はもう愕然とした。
私はすぐに妻の両親を呼びつけ妻を実家に帰した。すると不倫相手の男は何を血迷ったのか妻の実家に訪ねて行き、妻を誘い出して二人で逃避行してしまった。
この不倫の代償はとても大きかった。妻は逃避行していないので妻の両親にすぐに離婚届を書いてもらった。両親は私に土下座をして謝った。そして親も兄弟も彼女とは縁を切るどのことだった。一方相手の男には妻がいて妊娠中だが離婚した。
その後、元妻は男と別れ、私のところへ最後の別れを言いに来て、どこかへ去っていた。しかし相手の男はそのままどこかへ行方をくらましてしまい、行方不明になった。
そして二つの家庭が崩壊した。私はそれ以後、女性不振になり、独身のままです。
